最近の体と私のこと

占い師とマッサージ師の二足のわらじを履きつつ、仕事としては現在は占い師の方に比重が傾きつつある。一方、個人的には体について面白く思うことが増えているこの頃。体を通して得た発見や体感の経験は、なんと言うか、深くて残らないんだけど消えなくて、すごく面白い。

生まれついて(というより母体内の段階から)体が弱く、手術や入院をするような大型の不調とは別にして、基本的に体力体調が低空飛行だった。が、思春期〜20代にかけて、生き物として一番勢いがある時代だったおかげか、人並みに元気になっていた。

そんなこんなで「慢性的に貧血はあるものの、これで私も脱虚弱体質!」と調子に乗っていたら、出産を経て30代になり、再び体にガタがきた感があるこの頃。

まだ30代なのにこんなに体力なくて大丈夫なのかね?と思い体力作りをしようとすると、体力作りをする体力がなくて寝込む始末。だめだこりゃ、と凹みながら試行錯誤した結果、まず「根本的に虚弱体質である」ということは認めざるを得ないな。と認識するに至った。

ここ十数年感、若さのカバーアップ効果でいい気になっていたが、健康な人でも陰りが見え始めたりする30代。虚弱な人間にかかっていた魔法も少しずつ解けてきたのだろう。と納得した。

そうして、これは年の功なのか、思春期の頃には人と自分を比べて「私はなんてダメ人間なんだろう」と凹みまくっていた私も、「一般的には・・・なんて比べて落ち込んでいてもしょうがない。私の体そのものと向き合わなくては。」と思うようになっていった。

以前は、本来あるべき正しい姿勢になろうとストレッチをしたり、筋肉を鍛えたりしたこともあった。今は、正しい姿勢や筋肉どうこうの前に、まずリラックス、現段階での楽な姿勢、気持ちよい状態を探すことを試行錯誤している。

やらなくてはいけないことではないから、試行錯誤も結構楽しい。サボりながらやっている。気分は赤ちゃんだ。正解も分からないまま、自分の体を使うってどういうことなのか、どうするとどういうことになっているのか、ひとつひとつ確かめている。

このページのTOPへ